20代前半くらいの、若い人たちからよく、リアルな服が作りたいと聞く。
私は近頃、リアルなものの中にファンタジックな何かとか、高揚感とかを感じれることが良いなあと、思ってきた。
リアルな洋服を作ってきたこの5、6年間。図面化された洋服の下絵(平絵)を元にして作る服は、実際も、感覚的にも予想のサイズ感を越えない。
良い服、良い体の捉え方をしてるなあと思う写真など見たとき、体はこんなに大きかったんだとか、こんなに見所があったんだなあと思う。
時間をはしょるために、写真の土台の上にデッサンすることは効率的だけど、もう少し、自分の体の捉えかたを可視化するためのデッサンに描きかえたい。