March 22, 2024
日常のありふれたところに愛を感じている
何事もことばにすると軽薄になり消費されてしまう感じがあって、何かをテーマにすることの意味をそんなに感じない。だって服はだれかの手元に渡ってからの方が時間が長いし、そこに作者が意図はいらないと思うから。正直1シーズンの中で、テーマは10回くらい変わる。
一人でどこへでも出かけられる女、RIVER、体と布の距離、BODY LESSON、
I love your body, 存在の耐えられない軽さ、、、
ムードとしては、戦うのはもう一旦良いや、もっと人の体を愛でようという気持ち。体に対しての布のリアクションの積み重ねで服ができあがっていて、その肌と布の距離の差を考え続けていた。人の体の曲線を愛でて、綺麗なその曲線をどう隠したり、袖や裾からどう足や腕を出すかをずっと想像している。
あとは自分たちの好きなものがやっぱり日常やふつうの生活の中にあったり、普通すぎて忘れられがちだったり、価値のないもの、失敗したものなどを愛しいと思う気持ちを大事にしたいと思った。
カウンターカルチャーは言葉的に近いけどしっくり来なくて、そんな言葉はないけどカウンターファッションみたいな雰囲気の言葉をさがしてる。
日本各地を旅して、昔から好きなライトの建築を見て、人は自然とともにあることで健やかな心を保てるという気持ちは再認識できた。湖と森の間で育ってきたこともあるので、自然に近い有機的な雰囲気や自然由来の素材は、元の場所に帰ってきた感を感じる。川や水の存在もそうだ。
人だから、数ヶ月の間でいろいろと考える。1つのテーマに絞ったときの、そのテーマの軽薄さったらない。
存在の耐えられない軽さの映画を見ながら、まだ蒸し暑い8月の夜長。2023.8.28
February 1, 2024
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