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熟れた理想の種

今はパリ。展示会前のシューティングはほぼ終わり。
フランス語は、自分を自立させる。日本語のかくかくして硬い、さらに自分の甘えを帯びた発音が、フランス語を始めるといきなり子供の話し方だったように距離をつくった。

以前のブログの文章を読み、比べるとわたしには理想ができた。人は自分の育った環境によってキャラクターや振る舞い、できることが違うと思っている。
やはり日本の女性というのは未だに社会的に優位性が低く、昨今もゴシップからして残念なものが多い。私は家族から、女の生きがいとして男性に尽くす姿勢を見せられてきた。女性は辛い思いをしても我慢するもの、という姿勢をまざまざと見せつけられてきた。その教育は、実は今でも自分の中にこびりついていて、男の言うことを聞いたり、尽くすことへの気持ち良さを感じている。自立して生きたいという自分との葛藤をしながらも。そしてその葛藤が自分の衝動の源だと思っている。もう身近な女性が我慢しなくていいように、自分の権限で決めて、自分が一番輝けることに専念できる世の中を作りたい。女性が家に入るという教育なんかもう今はされていないかもしれないけれど、その教育を体感したものとして、自分の感じてきた摩擦への解決策を自分のできることの範囲で具体化していきたい。

北欧の女性の社会進出のきっかけは労働者不足を補うための国策だという話を聞き、ヨーロッパの女性が強いとか、そういうものは作り出されるものであろうと思う。自分もこの違和感への気づきは私の家庭レベルの人間がパリで生活できたというグロバリゼーションによる外的な影響によるものだと思うけれど、そういう社会の全体感のなかで、現代の女性にとってしかるべきイメージを作っていければと思っている。
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